明けましておめでとうございます。
こんにちは、あっぷるです。
2022年1本目の記事はパソコンの選び方についてです。
今回は詳しくない人にもわかるように、パソコンの選び方を説明、おすすめのパソコンを紹介していきたいと思います。
輸出入遅延、半導体不足

現在、コロナウイルスによる輸出入の遅延、半導体不足によりパソコンの価格が非常に高くなっています。
半導体不足は少しずつ落ち着き始めてはいますが、パソコンに関しては未だ値段が高いです。
グラフィックボードなどのパーツはマイニングの影響もあり、在庫が少なく定価から数万円高くなっているのが現状です。
そのため、急ぎでない方はパソコンを購入するのをお勧めしません。
用途別で選ぶ
一番簡単に選ぶことができるのは用途別に選ぶことです。
用途によって必要なスペックは変わってきます。
高いものを買っておけば、確かに性能で困ることはあまりないかもしれませんが、性能が高すぎても十分に使うことができず、お金の無駄になってしまうので必要な性能を見極めることが大切です。
用途ごとに必要な予算がある程度わかるので紹介したいと思います。
用途 | 必要予算 |
ネットサーフィン、ブラウジング、リモートワークなど | 約3万円から約7万円 |
プログラミング | 約7万円から約10万円 |
ゲーム、動画編集(YouTubrなどの編集) | 約8万円〜 |
動画編集(3D編集やCGなど) | 約15万円〜 |
用途別おすすめパソコンとポイント
ネットサーフィン、ブラウジング、リモートワーク

ポイント
ネットサーフィンやブラウジング、リモートワークの場合は、あまり性能を必要としません。
なので、あまり高いパソコンを選ぶ必要はありませんが、SSDというものが搭載されている、メモリが8GB搭載されているものを選択すると良いでしょう。
SSDとは… データを保存するための物。 従来のHDDより読み込み、書き込みが早くなった物
メモリとは… 作業するための領域を確保するパーツ 机の広さなどに例えられる
また、デスクトップパソコンだと用意するものが増え、お金がかかってしまうので、ネットサーフィンやブラウジングの場合はノートパソコンがおすすめです。
また、Windowsが必要な事情がない場合は、Gooleが開発したChrome OSなんかもおすすめです。
Chrome OSはパソコンというよりかはキーボードのついたタブレットと考えるのがわかりやすいと思います。
基本はスマホのAndroidのような感じにGoogleのストアからアプリを入れてきます。
安いものを買っても、比較的快適に動くものが多いので、ネットサーフィンやブラウジングが主な用途の方にはおすすめです。
性能目安
・メモリ8GB以上
・SSD搭載
おすすめパソコン

一つ目はDell Inspiron 15 3501です。
このパソコンには最新のプロセッサーCore i3-1115G4が搭載されており、メモリは8GB、256GBのSSDを搭載しています。
私が先程紹介したポイントのメモリ8GB、SSDを搭載を満たしているため、ブラウジングやネットサーフィンはある程度、快適に行うことが可能です。
またWebカメラを搭載しているため、リモートワークなどにも使用することができ、仕事用として使用することもできます。
※Officeソフト(PowerPointやWord,Excelなど)は付属していないため、別途購入する必要があります
しかし、15インチと少し大きめなので、重く、持ち運びには向きません。
持ち運ぶ方はもう少し小さいものを選ぶと良いかと思います。

二つ目に紹介するのはASUS VivoBook M413DAです。
このパソコンにはプロセッサーにRyzen3 3250Uを搭載し、メモリは4GB、128GBのSSDを搭載しています。
私の紹介したポイントのメモリ8GB搭載を満たしていませんが、SSDが搭載されているおかげであまりストレスを感じることなく、使用することが可能です。
Webカメラも搭載されているため、リモートワークに使用することはできなくはないですが、画質はあまり期待しないほうがいいかと思います。
こちらも14インチと少し大きめなので重く、持ち運びにはあまり向きません。

3つ目に紹介するのはLenovo Chromebook Ideapad Duetです。
このパソコンはプロセッサーにMediaTekのHelioP60というモバイル向けのプロセッサーが搭載されており、メモリは4GB、ストレージには64GB eMMCストレージが搭載されています。
このパソコンは普通のパソコンとは違いChrome OSが搭載されており、どちらかと言えばパソコンよりも操作性をパソコンに近づけたタブレット端末といった感じです。
先程私が紹介した性能を満たしていないですが、先程の性能はWindowsでの話なのでこのChrome OSでは必要性能がまた変わってきます。
Chrome OSの場合はメモリが4GB有れば大抵快適に動くので問題ありません。
タブレットのように小型でキーボードの取り外しもできるので、持ち運びに向いているパソコンと言えます。
プログラミング
ポイント

プログラミングは基本コードを書くだけなので性能の高いパソコンは要りません。
しかし、同時に大量なスクリプトを実行したりすることもあるので、ある程度の性能のパソコンは必要になってきます。
また、ゲーム開発などを行う場合はプログラミングに加え、2Dデータや3Dデータを扱う必要が出てきます。
そのため、ゲーム開発を行う予定の方はゲーム用・動画編集用で紹介しているグラフィックボードを搭載しているパソコンを使用することをおすすめします。
性能の目安としてはCPU(プロセッサー)はCorei5やCorei7、Ryzen5やRyzen7、メモリは8GB、SSDを搭載していれば十分かと思います。
グラフィックボードとは… 映像などに関する処理をメインに行うパーツ、プロセッサーにもグラフィック機能が内蔵されている場合もあるが、グラフィックボードのほうが性能が高い
プロセッサーとは… パソコンの計算・処理を行うメインの部分、パソコンの性能を決める大部分
気分転換をしながら作業をしたいという方はノートパソコンを、それ以外の方はデスクトップパソコンをおすすめします。
性能目安
・Corei5、Corei7、Ryzen5、Ryzen7プロセッサーを搭載
・メモリ8GB以上
・SSDを搭載
おすすめパソコン

1つ目に紹介するのはASUS VivoBook X 512JA -EJ333Tです。
プロセッサーには最新のCorei5が搭載されており、メモリは8GB、256GBのSSDが搭載されています。
私が紹介した性能も満たしているため、快適にプログラミングをすることができます。
しかし、15インチと大きめなので重く、持ち運びにくいのは難点かもしれません。

二つ目に紹介するのはASUS U500MAです。
プロセッサーに最新のRyzen54600Gを搭載し、メモリは8GB、256GBのSSDを搭載しています。
紹介したポイントも満たしており、ある程度の余裕を持って、プログラミングすることができます。
デスクトップパソコンなので、家でしか作業することができないのは少し難点かもしれません。

次に紹介するのはMacBook Air 2020年モデルです。
iPhoneやiPadアプリを開発するためにはSwiftと呼ばれる特別な言語を使用したプログラミングが必要になってきます。
そのSwiftは現在Mac OSを搭載したパソコン(iPadで一部対応)のみ環境構築をすることができるため、iPhoneやiPad向けにアプリを作りたいという方にはMacが必須となってきます。
そんな方におすすめなのがこのMacBook Airです。
プロセッサーにはApple独自のM1が搭載されており、メモリは8GB、256GBのSSDが搭載されています。
Macbookシリーズの中では一番安く、手が出しやすいモデルだと思います。
WindowsやAndroid関連のアプリやソフト、Web開発関係のプログラミングをする方にはあまりMacをおすすめしませんが、iPhoneやiPad向けにアプリ開発をしたいと思っている方は2020年モデルのMacBook Airをおすすめします。
ゲーム用、動画編集など

ポイント
探している人が一番多いのがこのゲーム用、動画編集なのかなと思います。
まずはゲーム用の方から話していきたいと思います。
ゲーム用にパソコンが欲しいという方は、「どんなゲームがやりたいか」、「どれだけガチでやるか」にレベルによって必要な性能が変わってきます。
「ガチでやってプロを目指したい!」という方はどんな状況でも高FPSが出せるパソコンを用意する必要があります。
反対に「ある程度快適にゲームができればそれでいい」という方には必要最低限のパソコンで安く済ませたほうがいいです。
どれくらいガチでやるかのレベルと自分のやりたいゲームの推奨スペックを考慮しながらパソコンを選ぶ必要があります。
ゲーム用のパソコンを選ぶときの性能の目安としては、比較的新しいプロセッサーが搭載されている、グラフィックボードが搭載されている、16GB以上のメモリが搭載されている、400GB以上の容量のあるSSDが搭載されている、がゲームを快適にプレイする目安となります。
性能目安
ゲーム用途の場合
・最新のCorei5、Corei7、Ryzen5、Ryzen7プロセッサーが搭載
・16GB以上のメモリを搭載
・グラフィックボードが搭載
・400GB以上のSSDを搭載
ここからは動画編集の話をしていきます。
動画編集もゲームと同じく、「どのレベルの編集をするのか」によって変わってきます。
例えば、「たくさん字幕の入れたYouTubeの動画のような編集」、「映画のような高画質でCGを使用した動画」、「CMのようなアニメーションを使用した動画」などです。
する編集のレベルによって必要性能は変わってきます。
ここではまず、YouTubeの動画のような編集に必要な性能を話していきます。
目安としては、最新のCorei5、Ryzen5以上のプロセッサー、16GB以上のメモリ、500GB以上のSSDが快適に編集する目安となります。
性能目安
動画編集(YouTube動画などの場合)
・最新のCorei5、Corei7、Ryzen5、Ryzen7プロセッサーが搭載
・16GB以上のメモリを搭載
・500GB以上のSSDを搭載
おすすめパソコン

一つ目に紹介するのは、ASUS TUF Gaming F15 FX506HM です。
プロセッサーには最新のCorei5が搭載されており、グラフィックボードにも、RTX3060という最新グラフィックボードが搭載されています。
メモリには16GB搭載、ストレージには512GB SSDが搭載されています。
ゲーミングパソコンの部類になっていますが、動画編集も問題なく行うことができます。
フォートナイトやApexは144FPS固定することができ、VALORANTなどの軽量ゲームでは設定次第で240FPS固定することもできる性能を持っています。

二つ目に紹介するのは、Lenovo Legion T550です。
プロセッサーには最新のRyzen5 5500Gが搭載されており、グラフィックボードにはGTX1650Superが搭載されています。
メモリは16GB、ストレージには1TB HDDと256GB SSDが搭載されているため、動画編集を行う方でも十分な容量があるかと思います。
フォートナイトやApexなどのゲームで最低設定90〜120程度のFPSを出すことができ、VALORANTなどの軽量ゲームだと、144FPS固定することも可能かと思います。
現在価格は13万円と高いように感じますが、半導体不足とコロナウィルスが収まってくることで8〜10万円程度の価格になるかと思います。
動画編集(3DCGやアニメーションなど)

ポイント
最後に動画編集用のパソコンを選ぶためのポイントを解説していきたいと思います。
3DCGなどの編集を行う方は先程の編集とは違い、普通の処理の他に、物理演算などの処理が必要になってくる場合があります。
物理演算などの処理はグラフィックボードと呼ばれるパーツで処理するため、性能の高いグラフィックボードが必要になってきます。
また極端にグラフィックボードを性能の高いものにしても、プロセッサーが足を引っ張って、グラフィックボードの最大限の性能を出すことができない場合があります。
なのでバランス良く性能を上げる必要があります。
性能の目安としては、最新のCorei5やCorei7、Corei9プロセッサー、Ryzen5、Ryzen7、Ryzen9プロセッサー、RTXシリーズのグラフィックボード、16GB以上のメモリ、500GB以上のSSDです。
また、3DCGではプロセッサーやグラフィックボードに業務用のXeonやThreadripperと呼ばれるプロセッサーやQuadroと呼ばれるグラフィックボードなどもあります。
またRTXの業務用版シリーズも存在します。
映画のようなものを作りたいという方は、そちらを購入したほうがいいかもしれませんが、高いので最初はもう少し下の一般向けパソコンを買うことをおすすめします。
性能目安
・最新のCorei7、Corei9、Ryzen7、Ryzen9プロセッサーを搭載
・メモリ32GB以上
・RTXシリーズのグラフィックボードを搭載
・500GB以上のSSDを搭載
おすすめパソコン

一つ目に紹介するのはMSI Creator-Z16-A11UET-001JPです。
プロセッサーに最新世代Corei7、グラフィックボードに最新のRTX3060が搭載されているということで、なかなかハイスペックなパソコンとなっています。
メモリは32GB搭載しており、CGやモーショングラフィックスをする分には十分なスペックと言えるでしょう。
16インチとこれだけハイスペックということで重量は2.2Kgと持ち運ぶにはなかなか不向きではありあす。
基本は家でモニターに接続してデスクトップパソコンのように使用し、どうしても持ち運びが必要な時だけ持ち出すのが良いかと思います。